Saturday, October 21, 2006

正義はあるのか (2006/10/19)

「日ソ共同宣言」から50年、モスクワでもいろいろな行事がおこなわれたようですが、北方4島が帰ってくる見通しは全くありません。

それどころか、ルシコフ・モスクワ市長は「日本人の大多数はロシアを嫌っている」とそんな国に領土など渡せるかという発言。
「日本が歩み寄ることは可能」とまで言うのですから、盗人たけだけしい、を通り越しています。

幕末、プチャーチンが来て日露和親条約を結んだときでも、樺太の領地問題でロシア人が行ったこともないのに樺太はロシアのもの、と主張していました。
そして、日清戦争の後も例の遼東半島に対する三国干渉で、ドイツ、フランスとともに日本に干渉。
要は、不凍港が欲しくて領土拡大を図ったのは、長年のロシアの政策だったわけです。そんなことは全部見抜かれているのに。
日露戦争もその遼東半島のおかげで始まりました。

あの大東亜戦争末期、勝手に日ソ不可侵条約を破棄して満州、樺太に攻め込み、8月15日の後も「戦争終結の条約は結んでいない」と千島列島を占領、兵隊、民間人の数十万人を連れ去り、ロシアで重労働に従事させ、その1割を死亡させたーー。

こんな非道なことを平気でやれるロシアを、日本だけでなく世界の国々が何も言わない、のもおかしな話です。

日本政府だけでなく、アメリカも何もいえないのはヤルタ会談でルーズベルトとスターリンの間に、「ドイツが片付いたらロシアは日本を攻める」との密約があったせいと言われていますが、世界中がこのロシアという国がどうしようもない国だと思っているのでしょう。

よく、ロシア人は一人一人はみんな好い人なのだが、「国」となると悪くなるといいます。本当にそうなのか私は疑問符をつけますが、皆さんはどうお考えですか?

崩壊したとはいえ共産主義体制、ほとんどが極寒の地という地理的な問題、寒さのためウオッカを飲みすぎ男は50歳台の寿命、こうした要因が
ロシアの人間形成に大きく影響していると思われますが-。

あの4島が返れば、漁場もかなり広くなり、日本にとっては大きなメリットなのですが、どうも相手が悪過ぎます。
今の害務省では交渉は全く出来ないでしょう。
世の中、やはり、悪いやつほどよく眠る、なのでしょうか。

戦後60年、日本がロシアに占領されなくてよかったという思いしかありません。
                                             
(06/10/19)

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